わーぷろおじさん

WordやOffice関連の小細工の備忘録。

【powerpoint】スライドマスターとスライドレイアウトの親子関係の修復

親子関係の仕様

スライドレイアウト(レイアウトマスター)でスライドマスターに従う要素は、スライドレイアウト側で定義していない要素である。スライドレイアウトで書式等を設定した場合は、その定義を削除することで再びスライドマスターに従うようになる。

スライドマスターと同じ設定に戻すことは削除することとは異なることに留意。

PowerPoint上で修復可能なもの

書式(フォント)の親子関係修復

XMLファイルの修正を要するもの

対象ファイル

  • 対象パワポファイル\ppt\slideLayouts内の目的のxmlファイル

段落書式の修復

  • 対象:<p:sp>要素内の<p:txBody>要素内の<a:lstStyle>~</a:lstStyle>
  • 方法:<a:lstStyle>~</a:lstStyle>を<a:lstStyle/>に置き換える。

シェイプ(サイズ・位置・回転・枠線・塗りつぶし等)の修復

  • 対象:<p:sp>要素内の<p:spPr>~</p:spPr>
  • 方法:<p:spPr>~</p:spPr>を<p:spPr/>に置き換える。

補足

本稿ではOOXMLの仕様や操作方法までは触れません。