【word】表の横幅の自動調整をカスタマイズ
概要
表の列幅の自動調整をより柔軟に行うための設定方法
デフォルト自動調整
カスタマイズ設定の前にデフォルトの自動調整機能で表幅、列幅に設定される内容について確認する。
(1)「文字列の幅に自動調整」
- 表幅:設定なし
- 列幅:設定なし
(2)「ウィンドウ幅に自動調整」
- 表幅:%単位(100%)
- 列幅:%単位(自動調整設定前の幅により各列の%が設定される)
※%設定なので、用紙サイズ・余白設定の変更に追従できる。
(3)「列の幅に固定する」
- 表幅:設定なし
- 列幅:mm単位
カスタマイズ自動調整
(1)パターン1
表幅を%指定で固定して、文字列の長さに合わせて列幅を動的に自動調整する。
- 表幅:%単位(任意の%)
- 列幅:全ての列で「設定なし」
※表幅に対して文字列が短いと、思ってる自動調整とはちょっと異なる挙動をする。
(2)パターン2
表幅を%指定で固定しつつ、一部の列は文字列の幅で列幅が自動調整され、その他の列は表の残りの幅を任意の割合で割り当てる。
表幅:%単位(任意の%)
列幅:
(ⅰ)文字列に合わせて列幅を調整したい列
- 列幅:設定なし
- セルオプション「文字列を折り返して全体を表示する」:無効
(ⅱ)列幅を同じくしたい、もしくは比率で指定したい列
- 列幅:%単位(%指定したい列の合計が100%になるように割り当てる)
- セルオプション「文字列を折り返して全体を表示する」:基本的に有効
(3)補足
- セル内の段落設定で「英単語の途中で改行する」を有効にすることで、セル内の段落末空白もセル幅に反映されるようになる。
- %の設定は端数切捨てでよい。(例:33.3%×3列)
- 列幅を同じにしたい場合などは、折り返しを有効にしておき、折り返しが生じた場合は、必要な個所のフォントサイズを調整する(表全体、当該列、当該セルのいずれかに対してフォントサイズを設定する)。エクセルの縮小表示で実質8pt以下で印刷される資料はざらなので、強気でフォントサイズを下げるのがよい。
- 表のヘッダーでセルの横結合を行いたい場合は、結合前に列幅設定をしておくと、結合後も期待した挙動が得られる。
設定例(5列の表でパターン2)
表全体
- 表幅:100%
1列目(見出し列)
- 列幅:設定なし
- 折り返し:無効
2~4列目(数値列)
- 列幅:各20%
- 折り返し:有効
5列目(備考欄)
- 列幅:40%
- 折り返し:有効