【word】ベタ組
概要
組版における「ベタ組み」を実現するため、pt単位で用紙設定を行う
設定
フォントサイズ設定
標準スタイルのフォントサイズを、任意の値に設定する。
余白設定
レイアウトタブ>ページ設定(ページ設定ダイアログを開く)
ページ設定ダイアログ>余白タブ
左右余白合計 = 字送り方向の用紙サイズ −(文字サイズ ✕ 1行の文字数)
左右の余白は適当に割り振る
※上記は横書きを想定。縦書きの場合は左右を上下に読み替える。
JIS規格用紙サイズ(pt単位)
A5:短辺 419.6pt / 長辺 595.3pt
A4:短辺 595.3pt / 長辺 841.9pt
A3:短辺 841.9pt / 長辺 1190.55pt
wordの設定で「使用する単位」が「mm」でも、余白設定には「pt」で入力可能(「10pt」などのように単位付きで入力する)
文字数と行数の指定
ページ設定ダイアログ>文字数と行数タブ
「行数だけを指定する(デフォルト)」もしくは「標準の文字数を指定する」にする。
「文字数と行数を指定する」で文字数を目的の文字数にすると、字送り幅はフォントサイズと同じになるので、文字数を指定する意味はあまりない(きちんとベタ組になっているかの確認にはなるが)。
余白計算例
A4縦、横書き
フォントサイズ10.5pt、1行40字
左右余白合計 = 595.3pt - (10.5pt × 40字) = 175.3pt
左右余白それぞれ87.65pt (175.3pt ÷ 2)
ベタ組早見表
参考までに早見表を示す。A4縦向きについて余白を20~30mm程度の例を示す。
簡便に行う場合はpt単位ではなくmm単位での設定が安全(下記、関連記事参照)